只今、ゴールデンウィークの真っ最中。休日の中日は普通に学校で、このあたりのほとんどの小学校では春の遠足、っていうところも多いようです。暑い一日でしたが、無事に楽しく過ごせたでしょうか?夏日が続き、少しずつ春から初夏へと季節が移り変わっているようです。
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季節の変わり目は、子どもにとっても心身の疲れが出やすいとき。
ゴールデン・ウィークは、4月の進級・入学で緊張のつづいた1か月をひとまずやり抜き、子どもたちが休憩できるお休み期間でもあります。
行楽日和であちこちへお出かけ…というご家庭も少なくないと思いますが、たまにはどこへも出かけず、家でのんびりと過ごしながら、思い切り子どもたちを甘えさせてあげるのも、子どもたちにとって大変よい充電になります。
レッスンにやってくる子どもたちが不安定になっていることが多いのも、じつはこうした長いお休み明けが多いんです。五月病という言葉があるくらいで、気温、気圧の変化とも合わせて心身共に疲れやすくなるのでしょう。
お休み明けに学校や幼稚園に「行きたくない」とぐずってしまう… そんなときは、充電が足りていないかも知れません。4月中に学校や幼稚園で何かにつまづいていないか、子どもたちの心模様をそぉっと尋ねてみてあげてください。
大人が思っているよりも想像以上に、子どもって本人も自覚のないまま我慢していることがあります。なーんにもしないで、ただのーんびりして、あとはパパとママがニコニコ・ゴキゲンでいるのが一番の薬です^^
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私が子どもの頃、休みの日にピアノやエレクトーンを練習していると、父がよく珈琲を片手にやってきて、「最近は何を練習しとるんや?(父は関西弁をしゃべります)」と言っては合格した曲を聴くのを楽しみにしてくれていました。
「おぅ、ええなぁ。上手くなったなぁ」と嬉しそうに、「もう一回、弾いてみて」と何度も同じ曲をリクエストしてくるのです。私も得意になって、片っ端から合格した曲を披露しました。(これがかなりの反復練習になっているとも知らずに・笑)
そうこうしていると、母や妹もやってきて、家族を前にちょっとしたミニコンサートに♪
両親は楽譜がまったく読めない人たちでしたが、音楽が好きで、我が子に楽器を習わせることができたことを、心から喜んでいる人たちでした。幼い私も、そのことが嬉しくてモチベーションの一つにしていたのかも知れません。
ピアノを習わせているけれど、教室へ入れっぱなしで、家庭でそのことを楽しんでいるご家庭って、案外 少ないのではないでしょうか。ぜひ家族ぐるみで音楽を楽しむ時間をゆっくり作ってみることをご提案します。ステキな思い出になりますよ(^^)