秋風に少し寒さを感じる頃になると、この時期がやって来ます。
それは学校音楽祭や学芸会!
今年もピアノ伴奏者のオーディションに挑戦する子がチラホラ。「せんせーい!わたし、オーディション受けることにしたよー(^^)/」という子や、中にはもう「選ばれちゃった(笑)」という子も。
先日少しご紹介した初めての洗礼゛スランプ” がだいたい習い始めて1~2年目に訪れ、そこを乗り越えて3~4年目のあいだにある程度曲をこなして力をつけ、高学年になる頃にブルグミュラーの後半からソナチネあたりのレベルに入っていれば、音楽専科の先生から出されるピアノ伴奏の譜面を自力で譜読みして弾けるようになる…というのが、私の見立てです。
学校の先生としては、ピアノ伴奏は「ピアノを習っている」「結構弾ける」児童を前提にしている様子があります。ピアノ伴奏者は学年の代表でもあり、合唱をする仲間たちの縁の下の力持ちにならなくてはいけませんし、プロの音楽家も立つ大ホールの舞台で演奏しますから、しっかり打鍵できるだけの音づくりも必要です。小さい頃からコツコツピアノをがんばって力をつけている子に、その重責を任せたいという学校の意向があるのかもしれませんね。
うちの教室では、「ピアノ伴奏者に選ばれるためのレッスン」はしていませんが、5年生になる頃にはその程度のレベルの楽譜なら自力で弾けるのが当たり前になっておいて欲しいと思ってレッスン計画を組んでいるので、しっかりレッスンについて来た子は、自信をもってオーディションへ送り出してあげられています。実際に、立派に市民会館の大ホールで伴奏をこなした生徒もたくさんいて、みんなの挑戦を嬉しく思っています。
日頃努力をしていないのに「伴奏者に選ばれるって何だかカッコよさそう!」という理由だけで飛びつくようでしたら諫めて、伴奏を引き受けることがどんなに責任重大なことなのかを伝えます。これをきっかけに気持ちを入れ替え、努力し始め、見事オーディションを通過した生徒も過去にいます。(これは嬉しかった!)
オーディションのためだけの単発レッスンのお問合せが来ることもあるのですが、この場合はよほどの事情がない限りお断りしています。
どちらにせよ、オーディションの合否関係なく、チャレンジすることでかなり力をつけられますので、ぜひ挑戦してみてくださいね。楽譜を持って来てくれたら、いろいろなコツを伝授しますよ(^o^)丿