発表会終了後、いつものレッスンが再開されました。
教室へ入ってくる生徒の皆さんにまずは「発表会、お疲れ様!どうだった?」と話しかけています。
「緊張した~」
「全然緊張せんかった~」
「楽しかった~」
「がんばったからって、焼肉連れてってくれた~」←いいな~(笑)
どの子からもネガティブな感想が出てこなくて、嬉しいです。^^
同時に、新学期になりましたので、どんなクラスになった?好きなお友達と一緒になれた?…なんていうお話もしてみます。(冒頭にちょっとした世間話をしながら、自然にレッスンへと移行していきます。この時に、生徒のその日のコンディション等もさり気なく窺っています。)
今週のレッスンでは、発表会の反省とともに、今年一年は何を目標にがんばるかを相談するようにしています。春に発表会をすると、進級・進学のタイミグをうまく利用して生徒たちのモチベーションUPを図ることができるので、春の開催はオススメなんです。
今回の発表会であらためて感じたのは、日々の練習で簡単にできる基礎練習をいい加減にしている人ほど、ミスを招いていたこと。ソルフェージュをしないでいきなりすぐにピアノを弾こうとする人、ゆっくり運指を確認せずにすぐに仕上げのテンポで速く弾こうとする人に限って、ツメの甘さが見受けられました。基礎練習って、「そんなのいちいちせんでも、すぐ出来るわ」と思ってすっ飛ばしている人が意外と多いんですよね。
簡単なことが出来ない人に、難しいことは出来ません。
小さい学年の子達には特にお話します。プログラム後半で、難曲を上手に弾きこなしているお姉さん達はみんな、小さい頃にちゃんと先生がいつも言っている手順を真面目に守っていたからこそ、今あんなふうにすごい曲が弾けるようになってるんだよ。手順を守らずいい加減にした人は、みんな途中で辞めちゃったよ、と。小さい子は、大きくなれば自然に弾けるようになると思っているので、「そうなのか!」と新鮮な驚きを見せています。
ピアノって、華やかで楽しいイメージがありますが、その陰には、面倒くさい地道な練習の積み重ねがあることを、一人でも多くの生徒さんと保護者の皆さんに知っていただきたいなと思っています。コレって、別に根性論でもないんですよ。この地道な練習をおもしろがれるかどうか、これがカギなんです。自分の受け止め方次第なんですね。私もそのような気持ちの切り替えが出来るよう、指導法の勉強を続けたいと思います!