「きゃーっ!何コレ、すっごくカワイイーーー!」写真、撮らせてーと頼んで撮らせてもらった、とある日のレッスンテキスト。数か月前からレッスンに来てくれているNちゃんの本です。
「きつつき」という曲なのですが、自分できつつきさんの絵を貼っています。(しかも上手♪)
右上にちょこっと見えるピンクの付箋の練習表は、お母さんの手作りです。
私が最初に、「まいにち10かい、れんしゅうしようね」と話したことを、Nちゃんはお家でちゃんとお母さんに報告したようで、次の週にはすべてのページにこの付箋が貼られてありました。お母さん、すごい!こんなふうに自分の楽譜をカスタマイズして楽しみながら、毎日の練習をがんばってくれているんですね。嬉しいなー!
◆ここでもう一工夫・・・
・このサイズの曲でしたら、10回ということは10分もあれば出来ると思うので、1度の練習×10回を、
数セットしていただいてもよいと思います。
例えば夕方に1セット/ 朝、幼稚園や学校へ行く前の10分間で1セット=計2セットという子や、
思い立ったらいつでも始めるという子も。(そのために、ピアノの蓋はいつも開けているそうです)
・10回できたときに○印をするのは、お母さんがしてあげると、もっといいと思います。
適当にチャラチャラ~っとやっつけ仕事のように練習しているときには、
「それ、10回に入れてもいいの?」「ちょっと違うんじゃない?」と投げかけてあげてみてください。
そうすることで、いい加減なやり方をしてはいけないんだな…という認識が持てるようになります。
何より、「ママが聴いててくれてる!」と思えることって、子ども達は本当に嬉しそうなんです。^^
要は、「10回やれって言われたからやった」と、やらされ感で数をこなしさえすればいいのではなく、
ちゃんと中身が伴っているかを振り返ることが大切なんですね。
自分でそれが出来る子はいいのですが、そうでない場合は、お母さんが一緒に向き合っていただければ
と思います。レッスンでも、このような投げかけ※は30分間の中でしょっちゅうしています。
※投げかけ
「○○したらダメでしょ!」というよりも、「○○ってどう思う?」「○○ってそれでいいのかな?」と
投げかけることで、自分と向き合い、自ら答えを導きだせるようになるのではないでしょうか。
(もちろん、場合によってはキッパリ大人の威厳を以て正すケースがあってもいいと思います。)
◆それから・・・
「毎日10回」というのは、まだ時計が読めない子に有効な言葉がけなのでご注意くださいね。
時計が読めるようになったら、できれば「時間」で練習させてあげてください。
◆本当は・・・
実は、回数や時間にとらわれず、自分が納得できる練習をしたかどうかが、本来の「練習」です。
「今日は何だか集中できないな…」と思えば、アッサリその日はピアノの蓋を閉めてもいいのです。
その代わり、「今日はこの小節をクリアするまでやめない!」と決心してやる!という日もあって
然り。次のレッスンまでにどの程度まで仕上げて臨むのかをイメージし、
1週間を上手に割り振りできるようになる・・・これができるようになると、もう自立できています。
そうなれば、親は子どもに任せてOK。早い子は4年生くらいから自立を始めています。
さて、皆さんのご家庭ではいかがでしょうか^^
レッスン満員の御礼<(_ _)>
おかげ様で、ただ今レッスンの枠がすべて満室となりました。
ご紹介や口コミでここまで来られたことに、心より感謝申し上げます。
生徒さんお一人お一人を丁寧にレッスンさせていただきたいので、あまりたくさんの人数を一度にお引受けしないようにしております。私のキャパが小さくお恥ずかしい限りですが、どうぞご理解の程よろしくお願いいたします。
途中、転勤や受験のために空きが出る場合もありますので、ご希望の方はお問合せください。
(体験レッスンは、いつでも対応しています。)
また、今年は卒業学年がいるので、2月~3月にかけて新規募集を予定しています。その際にはぜひホームページをチェックしてみてください。