お天気のよい日にガーデンパーティーを開きました。
日頃個人レッスンのため、生徒さん同士の交流がなかなかないので、この日ははピアノのことも忘れて、ひたすら遊んでおやつを食べて過ごしてもらいます。
最初はモジモジしている子達。すぐに「先生~」といって私に依存してくるのですが、放っておくと仕方なく傍にいる知らない子に話しかけるようになり、そのうち一緒に庭や畑で遊び始めて、最後にはすっかり仲良くなります。
学年の垣根を越えて、いろんな世代が仲良くなる姿に心なごみます。だんだん学年が上になってきた子達が、さり気なくお手伝いをしてくれて、「成長したなぁ~」と嬉しくなります。
日頃から玄関の上がり方(靴の揃え方等々…)をお伝えしているので、みんなの脱いだ靴がキレイにならんでいるのは圧巻で、嬉しかったなぁ~(写真を撮り忘れました、残念!)
我が家は庭も畑も完全無農薬・無肥料なので、アレルギーの心配もなく、いろんな植物や虫がいて生態系が豊富なんです。子ども達も楽しそうに遊んでいました。こういう時は私よりも夫の方が人気(笑)
生徒ちゃん1「おじちゃん、これなに?」
おじちゃん「ヤゴじゃ」
生徒ちゃん1「ヤゴってなに?」
おじちゃん「ヤゴを知らんのか?」
生徒ちゃん2「知ってる!トンボの赤ちゃんでしょ?」
おじちゃん「そうそう」
・・・そんな会話を聞いていると幸せだなぁ~と。
何気なく遊んでいるだけのようなイベントですが、風の音、空気や土の匂い、手触り・・・いろいろな感覚や感性は演奏のテクニックを支えます。レッスンの際、曲の情景やイメージを膨らませるために話す例え話にピンとこない子が増えている昨今、即効性はないかも知れませんが、自然に触れる機会は大切にしてもらいたいなと考えています。
「ピアノで習ったことは全然覚えてないけど、先生んちで遊んだのは楽しかったなぁ~」っていうのでもいいんです、ホントは。(いや、よくないかw)