寒い季節ということもあって、ロシアの国の童謡を歌ったときのこと。ちょっと物悲しい音階でできていることの多いロシア民謡。
子ども達はどちらかというと、元気で明るい長調(メジャー)の曲が好きな子の方が多いのですが、短調(マイナー)の響きの美しさや切なさも知ってほしいなぁと思い、この季節には特に紹介しています。
「ところで、ロシアって知ってる?」
「どっかの国の名前!」
「せんせーい!ロシアって、地球のどこにあるん?」
「上の方にあるよ」
「えっ じゃあ、日本よりも上?」
「そう、すごく寒いところだよ」
「えー じゃあ、北極とかのへん?」
…というわけで、息子が小さい頃に使っていた地球儀で、みんなで探してみることに。曲の背景をお話するときのために、地球儀は常備しています^^
ロシアがどこにあって、まわりにはどんな国があるのかな?…なんてお話を交えながら、歌を歌いました。「日本て、ちっちゃいなー!」ってびっくりしていましたよ(笑)
ロシアといえば、チャイコフスキーやムソルグスキー、ストラヴィンスキーといった有名作曲家から、ラフマニノフ、プロコフィエフ、といったピアニストまで、実に多彩な音楽家を数え切れないほど輩出している国。バレエなどの舞踏、文学、美術についても、ヨーロッパ諸国のアンニュイで華やかな雰囲気とは一味違った、ピリッと張り詰めたような荘厳な独自の文化がありますよね。
音楽を通じて、いろんなことを感じてほしいなぁと思っています。