4月から入会したYちゃん。「初めてさん」です。
今は音名暗唱やカード遊びなどを通じて、
ソルフェージュに一番時間をかけています。
聴覚と視覚との双方を刺激しながら、
音楽のいろいろな「引き出し」を作っているというわけです。
カードの並べ方にも一人一人の個性があって、
鍵盤マットと合致するカードを1枚ずつ探してから並べる子や、
まずは手元のカードを先に順番に並べておいてから、
マットへはササッと順次置いていく合理的な子、
目に付いたカードを順番無視でランダムに並べる子など、
本当にいろいろです。
その様子を観察しながら、ハイペースで行けそうだなと思ったらこのテキスト、
この子にはあまり急がず、1つのテーマをじっくり取り上げているあのテキストがいいな、
などと、 一人一人に合いそうなものを選んでいます。
素人目には、ただ遊びの相手をしているように見えるかも知れないのですが、
子どもの最初の一挙手一投足をよく観察し、レッスン方針を見立てるので、
かなり集中力を要しながら、私の頭の中は超速スピードで回転中なんです。
しかも、幼児は突発的な反応が多いので、 即興的に対応できるスキルが必要になります。
というわけで、「初めてさん」のレッスン後はヘトヘト(笑)
Yちゃんは、かなり飲み込みの早い子でびっくりしています。
これなら、早い時期に鍵盤に移行できそう。
大事に育てなくちゃ…と私も背筋を正しております(^_^)/