NHKのEテレ番組『ららら♪クラシック』を観ました。
「ビギナーから通の人まで」と謳っているだけあって、
雑学あり、有名どころの演奏シーンあり。
敷居が高いから…と敬遠されがちなクラシックの世界を
身近に伝える番組のようです。
チケットを買ってまでクラシックコンサートへ
行くのはちょっと敷居が…(汗)という人はせめて、
音楽を習っているのだから、テレビで演奏会の
荘厳な雰囲気くらいは見て欲しいなぁと思います。
5/6放送は、楽しみにしていた小曽根真さんと、 エフゲニー・キーシンの登場でした。
オルガンからピアノへ、ジャズからクラシックへ、クラシック音楽の世界では
普通なら逆行していると考えられそうな音楽歴をお持ちの小曽根さん。
いつまでも向学心に溢れ、謙虚でいらして、真摯に対峙するからこそ紡ぎだされる
音一つ一つの美しさに、いつも惹かれています。
私自身もエレクトーンから先に鍵盤楽器へ入った人間なので、とても尊敬しているというか、
憧れているというか、そんなことを言うことすらおこがましいというか。
その後に登場したエフゲニー・キーシン。もう、正座して観ました!
神童と呼ばれていた少年期の演奏の清らかさと美しさ。
40歳を迎え、巨匠へと歩み続ける演奏には、さらに深い思索と崇高さが加わり・・・
あ~ もう、言葉にして表現できませぬー!
本当に、音楽の神様から許された演奏家とは彼のような人のことなのだと思います。
どうして、こんな音が出せるのだろう…と もう、胸が締め付けられて、
テレビの前で正座しながら泣いていました。 ←夫&息子が白い目で見てた…
・・・はっ∑ これ以上陶酔して書いていたら引いちゃいますよね(笑)
まぁとにかく、生徒の皆さんもぜひ聴くなら「いい音楽」を聴いて欲しいなぁ!